介護現場に多い「バーンアウト」対策マニュアル

バーンアウトから回復するには十分な休息が必要

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まずはしっかりと休息を取る

まずはしっかり休むこと

バーンアウトを起こした人のほとんどは自分の努力が足りないせいだと思い込み、改善しようと無理して頑張り過ぎてしまう傾向があります。しかし、それではますます心身が疲弊してしまうだけです。まずは今の自分の状態を受け入れましょう。心身が疲弊していることをしっかりと理解し十分な休息をとることが大切です。罪悪感があるかもしれませんが「休むことも仕事のうち」とポジティブに考え、心身をしっかりと休めることを意識しましょう。

まずはしっかり休むこと

質の高い睡眠を意識しよう

心身をしっかりと休めるためには質の高い睡眠をとることが大切です。質の高い睡眠をとるためには就寝前の行動がポイントとなります。就寝する少なくとも3時間前には食事を終えるようにしましょう。胃腸が食べ物を分解するのに必要な時間は大体3時間くらいです。それよりも食事が遅くなってしまうと食べ物が残ったままになるため、胃腸に負担がかかり、睡眠の質も低下してしまいます。
ダメだとわかっていてもついやってしまうのが就寝前にテレビやスマートフォンを見ることです。ふとんに入ってからスマートフォンに長時間触れていませんか。「スマートフォンを見ていたらいつの間にか寝落ちしていた」という人もいますが、これも良くない行動です。なぜなら、テレビやスマートフォンはブルーライトを多く発しており眠りを促す物質であるメラトニンを減少させてしまうからです。また、視覚的な刺激が強いため脳も緊張状態のままです。それではなかなか寝つけないでしょう。睡眠が浅くなるため、就寝する1時間前にはスマートフォンの使用は辞めるようにしましょう。
質の高い睡眠を実現するには寝具も重要なポイントです。保温性が高い羽毛ふとんや軽量で身体への圧力が少ない綿やポリエステルのふとんはリラックスした状態で眠れるため、睡眠中のストレスを大幅に軽減できます。寝心地が良いかどうかは睡眠の質を大きく左右しますので、保温性やフィット感はもちろんですが自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
上記で紹介した睡眠の質を向上させる方法はどれも簡単にできるものです。睡眠で大切なのは時間ではなく質です。この機会に質という観点で普段の睡眠を見直してみましょう。

質の高い睡眠を意識しよう

専門家に相談しよう

バーンアウトからの回復を目指して休んでいる時に自己啓発本などを読む人がいますが、さらに自分を追い詰めるだけなので逆効果になってしまいます。自分で解決しようとせず、バーンアウトのことをよく理解している産業医や心療内科の先生に相談し、カウンセリングを受けましょう。

専門家に相談しよう

環境を変えるのも良い方法