医療や福祉業界に多いバーンアウト
精力的に仕事に打ち込んでいた人がストレスや心身の疲労によって意欲をなくしてしまい、無気力な状態になることをバーンアウトといいます。バーンアウトは医療・福祉業界で働いている人が発症するケースが多いようですが、それはなぜでしょうか。その理由やバーンアウトを起こしてしまう要因などについて詳しくまとめていきます。バーンアウトは前触れもなく突然無気力な状態になると思われがちですが、実はその前に何かしらのサインを発しています。小さくて気づきにくいのですがそのサインを見逃さないことが大切です。
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バーンアウトとはどんなものか
バーンアウトは突然火が消えたような状態になるため燃え尽き症候群ともいわれています。医療・福祉業界の人に多いといわれていますが、まずはバーンアウトがどのようなものなのかを知るところからはじめましょう。バーンアウトの症状は主に「情緒的消耗感」「脱人格化」「個人的達成感の低下」の3つとされています。
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こんな症状が出たら要注意
バーンアウトは発症する前に何かしらのサインを発していますが、小さいせいか見逃しがちです。しかし、その小さなサインに気づくことができればバーンアウトを起こす前に対策を講じることができます。自分ではなかなか気づけませんが、簡単に確認できるセルフチェックツールなどもありますのでぜひ活用してください。
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代表的な要因
バーンアウトは職種だけでなく個人の性格や環境などにも要因があります。頑張り過ぎる人や完璧主義の人、過重労働や感情労働など心身が疲弊しやすい環境で働いている人はなりやすいといわれているので注意してください。特に感情労働は常に表層演技の状態で働いているため、本心と表情が合致せず精神的に大きな負担がかかっています。
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バーンアウト体験談
ここでは、実際にバーンアウトを経験した介護職員の体験談をご紹介します。体験談を読むと、バーンアウトになってしまう人には共通点があることがわかります。心当たりがある人は、絶対に無理は禁物です。「自分は大丈夫」と過信せず、異変を感じたらすぐに周囲に相談しましょう。真面目にコツコツと仕事をこなすタイプの人は要注意です。
環境を変えるのも良い方法
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新たな自分の発見は転職エージェントで
バーンアウトがきっかけで新たな道へ進むことを決めたのなら介護業界専門の転職エージェントを利用することをおすすめします。さまざまなサポートで求職者を支えてくれるので自分に合う職場を効率良く見つけることができます。